ムダ毛のない肌を手に入れたい!永久脱毛ってどんなもの!?

永久脱毛
一生ムダ毛がはえない処理を永久脱毛だと思っていませんか。施術を受けて美しい肌になっても絶対にはえない訳ではありません。しかも医療機関でのみ受けられるのが永久脱毛なのです。ここでは永久脱毛の基本的な知識やエステサロンでの光脱毛などについてを紹介します。

光脱毛は永久脱毛ではない!?

永久脱毛は医療機関でのみ施術が許されています。このためよく広告などで見かけるエステサロンの光脱毛は永久脱毛とは異なるのです。永久脱毛とは施術後の再生率を2割以下にし、3回の施術後半年で施術前と比較して3分の2以上のムダ毛が減少している状態を定義とします。一方の光脱毛は医療機関でなくても行える脱毛処理です。レーザーの出力が弱く、処理に時間がかかるのが医療機関で使用される脱毛機器との違いと言えます。光脱毛の場合、脱毛処理が完了するまで平均12回程度は施術を受ける必要があり、約2年間はエステサロンへ通う必要がありますが、一方の医療用レーザーを使用した施術では5回から7回程度とサロンよりも短く、長くても1年間くらいで終了するのが一般的です。パワーの弱さからムダ毛が減少するまでに施術回数が多くなるなどから、光脱毛は定義にあてはめても永久脱毛とは言えません。しかし、光脱毛であっても満足できる状態まで脱毛することは可能です。

レーザー脱毛にリスクはあるの!?

医療用レーザーと光脱毛の両方で起こる可能性があるのは、脱毛の施術をしてからムダ毛が増えたり太くなったりする現象です。施術によりムダ毛の量は減っても、産毛が多い部位などで太くなったり、長くなったりします。レーザーによって毛根周囲の組織へダメージを与えられなかった部分が逆に活性化するために起きると言われていますが、明確な原因は分かっていないのが現状です。どちらかと言えば脱毛機器の出力が弱い光脱毛で起きやすいと言われていますが、多くのサロンやクリニックでは、施術後に再びムダ毛がはえてきた場合のアフターケアをしてもらえることもあって、リスクとしてはさ程高い確率ではありません。どうしてもムダ毛がはえてしまうならニードル脱毛と呼ばれるレーザーを使用しない施術を仕上げに行うのも良いでしょう。次項でニードル脱毛について触れます。

レーザーを使わない脱毛方法がある!

ニードル脱毛は部位を問わずに施術できる脱毛法です。また、レーザー脱毛では施術できない肌の色が濃い人にも適しています。ニードル脱毛は電気と針を用いて毛包にダメージを与え脱毛しますが、ムダ毛1本1本を処理するのが大きな特徴です。このためレーザー脱毛のように定額制であったり施術一回ごとの値段が決まってなかったりします。脱毛範囲の大きさやムダ毛の本数などで施術費用が異なるので、コストを考えればレーザー脱毛で脱毛できなかったムダ毛や新たにはえたムダ毛の処理に適しています。多くはないですがサロンでもクリニックでもニードル脱毛は行われており、針を毛穴に通す施術内容を考慮すれば血液検査を受けられる医療機関を選択する方が安心です。また、クリニックで使用されるニードル脱毛の針は絶縁針と呼ばれるもので、皮膚へのダメージが少ない傾向があります。

どうして1回じゃ終わらないの!?

永久脱毛は認可された医療レーザーによって行われるのが一般的です。どのように脱毛するのかを知っておくと、納得して施術を受けやすくなるでしょう。永久脱毛では、レーザーによってムダ毛に栄養を与える役割がある毛乳頭の破壊を行い、ムダ毛がはえなくなるようにうながしますが、毛乳頭を破壊しやすいタイミングに合わせて施術を行うのが大切です。ムダ毛や頭髪に関わらず毛は毛周期に合わせて新陳代謝します。毛が成長する成長期、成長を終えて脱毛する間の退行期、脱毛の後で成長期に再び入るために細胞が活動するのを待っている状態の休止期があり、2か月程度が毛周期のサイクルです。医療レーザーによって毛乳頭を破壊するのに適した時期は成長期で、退行期と休止期に施術を施してもダメージを与えられません。全身のムダ毛はすべて同じ毛周期ではないため、施術した時に効果があるのは成長期のサイクルである一部のムダ毛のみです。このため永久脱毛では複数回の施術が必要になるのは仕方なく、一度の施術で完了するのは無理だと知っておきましょう。

永久脱毛のまとめ

永久脱毛はエステサロンなどでも受けられると考えられがちですが、クリニックなどの医療機関でのみ許可されている医療行為です。しかし、光脱毛でも施術回数は多くなりますが、ムダ毛が長期間はえにくくなる状態に仕上げられます。永久脱毛とは全くムダ毛がない状態が一生続く脱毛方法ではなく、施術後のムダ毛再生率や、3度の施術によって脱毛できた量が一定の値以下である状態を指します。また、施術によるリスクはあり、施術後にムダ毛がはえたり濃くなる現象が起きた場合は、施術を受けた場所でアフターケアを受けると良いでしょう。また、レーザーによる施術ではないニードル脱毛では、レーザー脱毛をした後にはえたムダ毛の処理や、レーザー照射ができない色素の濃い人や箇所での処理に適しています。クリニックでの永久脱毛でもエステサロンで受ける光脱毛でも、信頼できる場所を選んで施術を受けるのは大切です。